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- 「腐敗しない死体」について [2005/10/05]
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死体が腐敗しないという現象は、想像以上に数多く報告されているらしい。
とりわけ有名なのは、聖女ベルナデッタとロザリア・ロンバルドだが、この現象は宗教的な観点から語られることが多い。 それは、この現象が一部の宗教的人物が特別な地位(聖人など)を象徴しているからだと考えられる。 腐敗しない死体の話を読んでいると、よく「棺を掘り返してみたら、ぜんぜん腐敗していなかった。」という記述がある。 「一度埋葬したものをなんでいちいち掘り返すの??」と不思議に思ってしまうのだが、こういう(宗教的に特別な地位にある)人物の死体は、特別な場所へ改葬したり、開帳したり、外部の攻撃(戦時など)から守ったりするために掘り返すことが多くなるらしい。 聖女ベルナデットのように、腐敗しない死体は、一般に聖人と結びつけられることが多いが、聖人だからといってかならずしも腐敗しないわけではない。どうもそのあたりは『偶然』の結果でしかないようだ。 ハーバード・サーストンという神父が作成したリストによると、42人の聖人のうち22人は、「死後に経過した時間を考えると予想以上に良好な状態に保たれている。」らしい。「思った以上に腐るのが遅い。」ということだろう。 しかし、腐らない死体だからといって、その聖人の方が他の聖人よりも『神の(便宜上)祝福』を受けているのかというと、そんなことはないと思うのである。このあたりの話は深く調べていないのでなんとも言えないが、たとえば聖女テレーズという聖人は、死後に腐敗しないことを積極的に望み、その通りになったという。 でも、それなら単に“個人の欲”でそうなったということになりはしないか。 「ワガママ」が通ったということなのか? 中には体の一部だけが腐らずに残っていたという例もある。 たとえば聖アントニウスという聖人の場合、体が完全に朽ち果てたあとでも舌だけは赤みとやわらかさを残したまま残っていたそうだ。(ほんまかいな。) 死体から油がにじみ出すという現象も報告されている。 聖シャベルの場合、墓から掘り出されたあと、チャペルに安置された。 するとまもなく、死体から油状の液体がにじみ出しはじめた。その量があまりに多いので、死体にかけた服を週に二回替えなければならなかったそうだ。 結局、死体は内部を亜鉛メッキした棺におさめられ、煉瓦で封じられたが、それでも油がにじみ出したという。 ・・・だから、なんで掘り返すんだって。 またメレ・マリー・マルグリット・デサンジュという人は、生前から聖餐への供物として燃やされたいと祈っていたという。(敬虔だけど、変わった願い事ですな・・・)死後、彼女の死体からは、修道院の聖壇の明かりを何年もともし続けられるほどの大量の油がにじみ出したという。 で、実際、聖壇の明かりをともす油として使われたのか?? こういう話というのは、いつもそのへんには触れてない。・・・気になる。 長年腐らなかった死体の一部は、ある程度保存状態が良くても不思議ではない場所(密封された埋葬質や棺)におさめられていたというのも「腐らなかった」理由のひとつといわれているが、聖トマスという人などは、棺にもおさめられず、直接地中に埋葬されていたという話だ。 これは埋められていた場所の土や温度に何か関係があるのではないかといわれている。 これら腐らない死体の現象について、超常現象研究家のジョン・スペンサーはこう述べている。 「この現象を理解するためには〜(略)〜“選択された試料”のせいで宗教的なニュアンスが漂っているという問題点がある。比較の対象にできる研究はまったくない。“無作為の発掘”もおこなわれていなければ、私たちの知る限り、おそらく聖人と同じ割合で腐敗していないはずの悪人の死体を掘り出そうという熱意も存在しないのである。」 言えてると思う。 ただひとつ違うのは、“比較の対象にできる研究”は、実はいま現在は行われており、献体された遺体を放置して「どれぐらいで腐敗するのか」「温度によって変化はあるのか」等が詳しく調査されている。 その研究は検死する際にも大いに役立っている。 腐敗の進行と特異な例については、現在も研究が進められている。 「腐らない」あるいは「腐りにくい」死体の謎が解ける日も近いのかもしれない。 |
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